嵯峨嵐山文華館とは

1,000年以上も前から歌枕として詠まれ、愛されてきた嵯峨嵐山の風景。嵯峨嵐山文華館はこの地で誕生したと伝えられる百人一首の歴史やその魅力と、日本画の粋を伝えるミュージアムです。石段を上がり、冠木門をくぐって足を踏み入れる、春はしだれ桜、初夏はサツキツツジ、秋は紅葉、冬は冠雪と、四季の美しさを楽しめる石庭。百人一首ゆかりの小倉山を背にし、大堰川を借景として取り組む2階からの眺めは、まさに日本画の世界のようです。

1階の常設展示では100体の歌仙人形（フィギュア）と歌の英訳が並び、藤原定家によって百人一首が選ばれた時から昨今人気の競技かるたに至るまでの変遷をご紹介。また2階には120畳の広々とした畳ギャラリーは、じっくり座って自由に鑑賞することも可能です。石庭を望む明るいテラスにはカフェスペースが設けられており、景色を楽しみながらお寛ぎいただけます